モルディブ小学校隊員の日記 〜今日の空振りは明日への素振り〜

青年海外協力隊モルディブ小学校教育隊員の日記です。がんばります。

現職教員が協力隊に参加するメリット

 日本に帰国して2日が過ぎました。時間を1時間勘違いして空港からのバスに乗り遅れたり、起床時間がきっちり時差の4時間分遅くなったりとまだまだ心も身体もモルディブから帰ってきていませんが、日本での生活は始まっています。

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チェックインカウンターのフロア全体を見回しても2,30人程しか人がいませんでした。

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コロナの影響が色濃く出ています。

 とりあえず節目ということで活動を通して感じたことをいくつかに分けてまとめいきたいと思います。今回は現職教員として参加するメリットをまとめてみたいと思います。

 

①語学力が向上する

 やっぱり最初に思い浮かぶのは語学力が向上することだと思います。大学卒業後、ほぼ英語には触れておらず、合格後に中学の文法を勉強しなおすレベルの英語力でしたが、駒ヶ根での訓練、モルディブでの生活を通して何とか英語で活動を進められるくらいまでにはなりました。軽く見るわけではありませんが、とりあえず小学校での外国語活動の指導には困らないレベルにはなったかなと思います。あくまで小学校レベルですが。

 

②今までとは違った視点で授業を考えられる

 これは活動の内容によるかもしれませんが、僕の場合は自分ではなく現地の先生たちの授業力の向上を目指す活動を通して、「誰にでもできる授業」という視点で教科マネジメントも含めて授業を考えられるようになりました。日本にいた時は経験の浅さもあってなかなかそこまで考えが及びませんでしたが、ここでの活動を通して授業に関しては視野が広がった気がします。

 

③教員としての仕事を見つめ直すことができる

 モルディブでの活動の中で、自分が授業をほとんどしなかったため、そのことについては随分フラストレーションがたまりました。それで、改めて自分は授業をするのが好きなんだなと気づきました。また、日本の学校から離れたこと、異文化の中で教育に携われたことで、教員としての仕事について考えることもできました。日本ほど忙しくなく、時間があるのも長いスパンで見ると良い息抜きになるのかなと思います。特に飽きっぽい自分にとっては良いインターバルになりました。今は日本での教員生活に向けて初任の頃以上に希望に溢れています笑

 

④日本の学校の良さを感じることができる

 それぞれの国学校に優劣をつけるわけではありませんが、日本を離れて「日本の学校っていいところあるな」「日本の先生頑張ってるな」と思うことが増えました。日本の学校に長くいると、どうしても悪いところに目が行きがちになりますが、離れてみると良いところが見えてきます。日本の学校、よくできてますよ。

 

⑤話のネタが増える

 これは結構分かりやすいと思いますが、「海外で生活していた」というのは子供に対してかなりインパクトがあるので話のネタになります。それだけじゃなく、ボランティアの大切さや、異文化理解、語学力の重要性なんかについてもかなり説得力が増します。なんせ実際に体験しているわけですからね。

 日本に帰ったらガンガン利用しようと思ってます笑

 

 

 もちろん参加形態によっては赤字になる、日本の忙しい生活に戻ることに不安を覚えるなどデメリットもあると思いますが、トータルで考えるとたとえ活動が上手くいかなかったとしても行きたいなら絶対に行ったほうが良いと断言できます。

 せっかくだから沢山の先生に協力隊に参加してもらいたいですね。