モルディブ小学校隊員の日記 〜今日の空振りは明日への素振り〜

青年海外協力隊モルディブ小学校教育隊員の日記です。がんばります。

きみがすき

 赴任して3ヶ月が経ちました。

 勤務先の学校は6月から登校が始まりました。最初の2週間はクラスを半分に分けて午前中に2時間程ずつ登校、その後6月いっぱいは午前授業で全員登校となっています。順調にいけば、7月からは給食ありの通常登校に移行する予定です。

 

 子どもは始業式に学校に来ているものの、約3ヶ月授業がなかったため、普段通りに授業に戻るのにはとにかく時間がかかります。そういうことで、しばらくは休校中に出していた課題の復習をしつつ、ゆる〜くやっています。

 さすがに1ヶ月経つと、クラスの子と自分との関係ができつつありますが、まだ遠慮があるようなので、次の1ヶ月で子どもにいじられるのを目標に日々過ごしています。

 

 さて記事のタイトルですが、別に好きな人ができたとかではありません。そういうのはまだ自粛中です。

 

 学校が再開するにあたって特に時間をかけているのは、当然コロナ対策です。学校では朝に検温チェック(学校で測るわけではありません)したり、放課後に消毒したりと色々やっています。実は「きみがすき」もそんな対策のひとつで、コロナ予防のあいうえお作文になっているんです。暇があったら当ててみてください。

 このように予防のため色々やっているわけですが、クラス全員が登校すると、たかだか50㎡程の教室に40人弱の人が半日過ごすことになります。密も密です。

 それに加えて、気温が上がってきて熱中症の心配も出てくる時期です。

 と、いうことで今学校現場では「コロナ対策でマスク着用、換気もしつつ熱中症対策もする」というなかなかタフな対応を求められています。さらに7月からは給食も始まりますし、夏休みも例年の3分の1程になり、真夏に授業をすることになります。何が起こるか分かりませんが、とにかく状況に応じて取捨選択するしかありません。

 

 考えなくてはならないことはたくさんありますが、仕事自体は楽しくやっています。コロナの影響で出張とかがほとんどありませんし、職場がわりと大きいので、割り振られる仕事も少ないためクラスのことに集中できています。そういう意味では仕事を始めてから今が1番楽しいかもしれません。

 

 クラスの子どもも色々制限されている中ですが、学校に来るのは楽しいみたいです。やっぱり人と直接会うのは違いますね。この感じはリモートでは無理です。

 大変ではありますが、そんな楽しい場を途切れさせないよう、できることはやっていこうと思います。