モルディブ小学校隊員の日記 〜今日の空振りは明日への素振り〜

青年海外協力隊モルディブ小学校教育隊員の日記です。がんばります。

サッカー

 ワールドカップも気付けばもう3位決定戦と決勝を残すのみとなります。普段ほぼサッカーは見ませんがワールドカップは何だかんだ見てしまいますね。

 

 ここモルディブでもワールドカップ、めちゃくちゃ盛り上がっています。

 

 モルディブではサッカーはかなりの人気競技のようで子供からお年寄りまでどのチームを応援するかで結構白熱しています。

 聞いた感じだと一番人気はブラジル、その次にアルゼンチンやフランス、イングランドあたりが人気です。選手としてはメッシやネイマールが人気で不思議とロナウドの名前はあまり聞きません。

 

 今いる島ではパブリックビューイング(外の壁にプロジェクターで映像を映しているだけですが)までやっていて、応援しているチームが得点すると自分の国のことのように盛り上がります。

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 そもそもですが、島が小さいこと、お酒が飲めないこともあって子供から大人まで男性の娯楽はサッカーといっても過言ではありません。

 

 昼から夕方あたりになると子供は裸足で(裸足の方がやりやすいようで靴を脱いでやってました)サッカーを始めます。

 さらに5時半ごろになると今度は大人が集まって来てサッカーを始めます。みんなスパイクを履いてやるくらい、なかなか気合いが入っています。聞いた話だと40くらい(!)の人もいるとのこと。

 練習はほぼ無しですぐにゲーム。先に点を入れられた方はTシャツを脱いで上半身裸になります。最初は野球拳みたいな罰ゲームかと思いましたが、そうではありません。ユニホームやビブスはないのでチームの判別をするために脱いでいるようです。途中から入るのもOK。脱ぐか着たままかでチームがわかるのでわかりすいです。

 私も一緒に入ってやりますが、素人なものでよくポカをして「しっかりしろよ!(って言っているんだと思いますが分かりません)」みたいなことを言われます(笑)。ですが、それはそれとして何だかんだ楽しんでやらせてもらってます。

 6時半ごろのアザーン(イスラム教のお祈りの時間の放送)が入るとゲーム終了。お祈りに行く人もいますが、ホタ(喫茶店みたいなところ)に行ってジュースやコーヒーを飲みながらゆっくりおしゃべりする人もいます。この辺りお国柄が出ていて面白いですね。

 こんな感じでメンバーは多少増減がありますが毎日欠かさずサッカーをやっているようです。

 

 しかし、本当にみんなでサッカーをするのが好きなようで、昼間に道で会うと「今日もサッカーやるぞ!」みたいな感じで誘ってくれます。

 

 ここに来て改めて人の垣根を壊してくれるスポーツの良さを感じました。

 あと2週間くらいですが怪我をしない程度に楽しみたいと思います。