優しさに包まれて
突然ですが、今週ケガをしました。
前回の記事を書いたまさに次の日、朝から水泳のテストがあり、そのサポートをしていました。
立ち泳ぎの見本を見せていたのですが、その時に砂に隠れていたサンゴに思いっきり左膝をぶつけてしまいました。
ぶつけてからしばらくは痛みはあまりなく、テストも最後までいたのですが、時間が経つにつれ痛みが強まり、ついには膝が痛くてほとんど動かさなくなってしまいました。
それでも午後から仕事なのでとりあえず学校へ。
やっとの思いで職員室に着いた直後、同僚の先生から「膝大丈夫?」と聞かれ、全然動かないと言ったが最後、病院に連行。
クダフブァドゥ島はモルディブでは珍しくレントゲンがあるのでとりあえず撮ってもらいました。
幸い骨に異常はなかったのですが、サンゴの小さな破片が膝の皿近くに入ってしまったらしくそれを取り除くことに。
地獄でした(笑)
様子は見えませんでしたが、とにかく傷口をグリグリ。
大量の消毒液を傷口に流し込まれ、また再びグリグリ。
サンゴの破片は取れたものの、痛みはさらに強くなり(笑)、その上3日間学校に行くなとのお達しが出てしまいました。週末と合わせると5連休、突然のゴールデンウィークに。
話を聞いた時は、「そんな傷程度で大げさな(笑)」 と思っていましたが、次の日は本当にほぼ動けず。それでも食事は別のところなので歩いて行くことに。
いつも5.6分の道も20分くらいかかってしまいます。きつい。
その食事の帰り、たまたま通りかかった同僚の先生が話しかけて来てくれました。
事情を説明すると、家まで送ってくれるとのことなのでお言葉に甘えることに。
本当に助かりました。諸事情で移動手段は察していただきたいのですが(全然違法とかではありません)、こういうちょっとした優しさ、嬉しいですよね。
買い物とかも必要なので、ケガをしている間も出かけることがあったのですが、結局誰かしらが声をかけてくれてほとんど歩かずに移動していました。
中には初対面の兄ちゃんが「病院で見たよ。大丈夫?乗りなよ。」という感じで送ってくれたことも(笑)
それだけじゃなく、この島(国)の人は困っている人に対して本当に優しいです。
同僚や知り合い、子どもたちは会ったら必ず様子を聞いてくれますし、同居しているインド人の先生には、僕が出かけるのを見る度に「なんで動いてるんだ!必要なものがあれば俺に言えって!」という感じで監視され(笑)、優しさに包まれながら療養生活を送っています。
こちらの授業はあと二週間ほど。本当に迷惑なタイミングでケガをしてしまったわけですが、ケガをしたからこそ、この島の人をもっと好きになれた気がします。
現在ケガはだいぶ良くなり、それなりに普通に歩けるようになっていますが、油断は禁物。
がんばります。
追記
カープ、小園君交渉権獲得しましたね!タナキクの後継者として追いつき追い越せで、頑張って欲しいです。
去年の中村選手といい、目玉選手を取れるのは嬉しいですね。